こんにちは、遠北ほのかです。
水彩イラストに使ってるお気に入りの画材紹介シリーズ(?)、第2回です。
今回は、「水彩絵の具」についてまとめてみました。
絵の具は買い方がけっこう重要だと思うので、まずは買い方を書いてみますね。
水彩絵の具のおすすめの買い方
水彩絵の具のおすすめの買い方なんですが、
↓
そのあと気になる色やメーカーさんの絵の具をバラで少しずつ買い足していく
っていうのがいいんじゃないかな~と思います。
絵の具は三原色(青・赤・黄色)があればいい....っていうのもその通りなんですが、実際に3本しかないといちいち考えながら混色するので時間がかかるし、絵を描くのが億劫になりがちです...。
なので、バラでちょっとずつ買うよりは、セットを買ってしまった方がラクチンかなと思います。
でも「どこのセットがいいの?」ってなりますよね。
自分の選ぶ基準としては、こんな感じです。
- バラで手に入りやすい
- 使っている人が多い
- 予算に合う
詳しく書いておきますね。
バラで手に入りやすい
画材屋さんが近くにある人は、そこのお店でバラ売りでも扱ってる絵の具メーカーさんから選ぶのがおすすめです。
絵の具は全色が同時になくなったりはしないので、いずれ「色ごとに買い足していく」ことになります。
なので、普段からバラ売りしてる絵の具をメインにしておくと、なくなったときも手に入りやすくていいかなと思います。
あと新しい色を買い足したいときも、お店に飾ってあるサンプル色を見ることができる方がイメージしやすいです。
使っている人が多い
これは、アナログ画材は廃盤とか品切れのリスクが結構あるので、できるだけ定番ものというかメジャーなものを選んでおくのがおすすめかなあと思っています。(だからといって廃盤にならないとは限らないけど....)
ほかにも使っている人が多い絵の具だと、ネットで使っている人を見つけやすくて参考になったり、水彩の教本でも使われていたりして練習しやすくなります。
予算に合う
日本のメーカーさんの出している透明水彩絵の具は、安価で質がよくてコスパが良いのが揃っています。
だから、こだわりがないならムリして高いものを買わなくていいんじゃないかな.....と自分は思ってます。
ただ、安い絵の具のなかには質の悪いものも売られています。
品質の悪いものにあたってしまうと、粒子が粗かったり、色が汚かったり、伸びが悪いこともあるのでお気をつけてください....!
自分の使ってるおすすめの水彩絵の具
ということで、自分の使ってるおすすめの水彩絵の具を紹介してみます!
ホルベイン透明水彩
ド定番ですいません....。
ホルベイン透明水彩は、とってもメジャーなのでほとんどの画材屋さんには置いてあると思います。
なのでバラでの手に入りやすさでいうとホルベインさんが特におすすめです。
ホルベイン透明水彩で気に入ってるところはこんな感じです。
- 安くて品質がいい(コスパが良い)
- バラで買いやすい
- 色数が豊富で選んでて楽しい
色数が豊富なのは選んでて楽しいんですよね~。
あ、でも色数が多い分、セットの中の色でも透明度のちがう色が混じっていたりします。
基本的に三原色(青・赤・黄色)を白でうすめたような色は不透明色が多くて、扱いには慣れるまで違和感があるかも....。
色味のかんじは、個人的には日本的というか和っぽいというか、けっこう落ち着いている感じかなと思っています。
全体的にやわらかいふんわりとしたイラストになります。
風景や小物なども含めてやさしい雰囲気の水彩イラストを描きたいひとにおすすめ。
まっち水彩絵具
まっちは、発色のよさが評判の絵の具です。
さっき「ホルベインは色味が落ち着いてる」って書きましたが、イラストによってちょっと鮮やかさがほしいっていうときはまっちを少し加えて使っています。
粒子がとても細かくてなめらかだし、透明感もすごく良いです。
まっち絵の具で気に入ってるところまとめ。
- 発色がとてもよく、透明度もある
- 安くて品質がいい(コスパが良い)
- 毒性がないので安心して使える
ちなみに、このイラストの赤色はまっちです。ほんとすごく鮮やかなんですよ...!
カラーインクやコピックみたいな鮮やかな色味&透明感のあるイラストを水彩絵の具でも描きたいというときは、使ってみてほしい透明水彩絵の具です。
まっちはすごくいい絵の具だと思うんですけど、あんまりお店で見かけることが少ない気がする.....ので、買うときは通販がメインになっています。
まっちのセットは「ベイシックカラー」と「ブライトカラー」と「レインボーカラー」の3種類があるんですが、自分は数年前に「レインボーカラー」のセットを買いました。
チューブも10ml入ってて、いまだに1本もなくなってません。長持ちでありがたや....
透明水彩絵の具のパレットの作り方
あと、初心者さん向けに絵の具を買ってからのアドバイスも書いておきますね。
小中学校で絵の具を使うときは、「毎回パレットに出して、描き終わったら洗う....」っていう使い方を教わってたひとが多いかなと思います。
でも透明水彩の場合は、チューブからいちいち出して使うのではなくて、「パレット作り」をするのがおすすめです。
パレット作りのやり方です。(ざっくり)
- チューブの絵の具をパレットの仕切りに一色ずつ詰める
- 数日乾燥させる(乾燥中はホコリが入らないように紙などをかぶせておくといいよ)
- 水で濡らした筆で少しずつ溶いて使う
こうすると「無駄なく絵の具が使える&携帯に便利」なのでおすすめです~。
透明水彩のパレットはどれがいい?
ちなみに、透明水彩のパレットは一般的にはこういうのを使うことが多いです。
水彩絵の具を固めるので、持ってる色数よりも仕切りの多いパレットを買うのが基本です。
パレットの材質は、プラスチック製とアルミ製とホーローあたりがメジャーです。
この中で安めなのはプラスチック製かな。
でもプラスチック製のデメリットとしては、アルミとホーローは洗うとだいぶきれいに絵の具が落ちるけど、プラは多少残ってしまうことが多いんですよね。。
「使い続けてるとだんだん落としきれなかった絵の具の色が濃くなってきて、色を混ぜるときに邪魔になってくる」ので注意です...!
絵の具を固めてしまってると、なかなか買い換えもしづらくなっちゃうので....。
水彩パレットは汚れがち
パレットに絵の具を固めてしまったあとの汚れってネックなんですよね。。
「水彩パレットは洗わなくていいから楽ちん」ってよく聞くけど、じっさい洗わないと描く気も萎えるほどに汚くなります....。
水彩画ってキラキラしててめちゃくちゃきれいなのに、パレット汚れがち問題....。
混色スペースは濡らしたティッシュで拭いたりできるけど、固めた絵の具の部分も地味に汚れるんですよね。。色が混ざってしまったり、細かいホコリが入ってしまったり。。
ネットにある使用中の水彩パレットの写真を見てみて「う~ん.....」って思ったら、いっそ絵の具用のパレットと混色用のパレットを分けるのもおすすめ方法です。
混色用のパレットは毎回洗うようにすれば、多少は気分も良くなるかと.....。
混色にはこういう梅皿(梅鉢)を使ってるひとも見かけますね。
混色に仕切りがほしいひとには梅皿がおすすめで、そうじゃないときはできるだけ平らなもの(最悪ラップとかでも.....)でいいかと。
自分もパレットが汚くなってしまうのがど~してもイヤだったんですよね...。
そこで、平べったい陶器のお皿と、色ごとにフタ出来るビーズ入れのプラケースに変えました。(あんまりこだわりがないヤツ)
ということで、「おすすめの透明水彩絵の具」の紹介でした!
ああ~また長くなってしまった......
ここまで読んでくださってどうもありがとうございました!