こんにちは、遠北ほのかです。
このページでは、ボールペンイラストやアナログイラストを描きたい方向けに、お気に入りペンを紹介してみようと思います。
「アナログイラスト」とは、紙とペンを使ったイラストのこと。
原画はハンドメイド的なあたたかみがあり、根強いファンが多い印象です。
対義語として「デジタルイラスト」という言葉もあります。
こちらはパソコンのイラスト描画ソフト内で完成させるイラストのことです。
アナログイラストのペンの選び方
まずはペンの選び方を紹介しますね。
ペンのインクを選ぶ
ボールペンには、大きくわけて3種類のインクがあります。
- 油性インクボールペン
- 水性インクボールペン
- ゲルインクボールペン
文字を描くだけならどのボールペンのインクでも遜色なくキレイに書けます!
じゃあイラストを描くときにはどうか?というと.....個人的には、滑らかさとにじみにくさを兼ね備えた「ゲルインクボールペン」を選ぶことが多いです。
ペンの太さを選ぶ
ペンを選ぶときに太さも大切ですよね。
手帳などに書きこむボールペンイラストなら、0.3~0.5mmの太さがおすすめです。
もっと細いペンもありますが、いまのところボールペンでは0.3mmあたりがいちばん細いですね。
ストレスなく繊細で小さなイラストを描くことができます。
自分は3色ボールペンに同じ色で太さの違う3本を入れたりしてます。
って、これじゃあ「3色」ボールペンになってない.....!
イラストにおすすめのボールペン
お待たせしました。
それでは「おすすめのペン」をズバリ紹介しますねー!
uniball STYLE FIT
まずおすすめなのは、3色ボールペン「uni STYLE FIT」です。
3色ボールペンって昔はインクがいまいちだったりしてましたが、今はそんなことなくて、3色ボールペンブームをきっかけに各段に進化しましたよ~!
しかも「STYLE FIT」のインクは、同じ三菱鉛筆さんから出ているゲルインクボールペン「シグノ」と同じインクです。
シグノの3本分が「STYLE FIT」なら1本で済みます。
太さや色を変えるためにペンを持ち替えなくてもいいし、ササっと描くには便利だなあと思います。
極細の0.28mmのインクもしっかりあるので、手帳に描くボールペンイラストにはダントツでおすすめです。
いろんな色を入れるのもよし、同色でいろんな太さを入れるもよし。
買うときにいろいろ選ぶのも楽しいかと思います...!
uniball シグノ
1本タイプの「シグノ(Signo)」ももちろんおすすめ。
3色ボールペンは便利ですが、はじめから3色のインクとケースを買うことになるので、「初期費用」が高くついちゃうんですね。
「とりあえず描きやすいボールペンがほしい」
そんなときは、1本タイプを買ってためしてみるのがおすすめです。
ZEBRA サラサクリップ
ゲルインクボールペン「サラサクリップ(SARASA CLIP)」もおすすめボールペンです。
シグノと大きく違うのはノック式のところ。
サッと出して片手で描けるので、描きやすさバツグンです。
インクの滑らかさもかなり優秀!
サラサはいろんな色、いろんな太さが出ていて選び放題なのもいいですね。
何本使い倒したか分からないくらい、ずっとお気に入りのペンです。
ただ、signoに比べてインクが乾くのに時間がかかる気がするので、手でこすったりすることもけっこうあります.....。
アナログイラストにおすすめのペン
簡単なボールペンイラストなら紹介したボールペンでじゅうぶんだと思いますが、
「イラストを上手に描きたい!」
って思ってるあなたには、ボールペンよりも「ミリペン」がおすすめです。
ミリペンとは?
ミリペンとは、インクが染み出してくるタイプのペンのことです。
名前ペンとかフェルトペンの細いバージョンだと思ってもらうとイメージしやすいかと...!
「製図ペン」や「ドローイングペン」とも呼ばれています。きれいな図やイラストを描くためのペンです。
魅力は、細やかな図を描くためのペンなので、ボールペンでは技術的にまだ作れない超極細(0.03mmとか)のラインナップがあることかなと思います。
ほかにもイラスト向きのいいところがあるんですよ...!
ミリペンのいいところ↓
- 極細の線が描ける
- 線が均一できれい
- 速乾性のものが多い
線の1本1本がきれいに描けると全体の完成度も上がってくるので、きれいなイラストが描きたいならミリペンを用意するのがおすすめです。
あと、ボールペンで描いたものを手でこすりがちなひと(自分・・・)や、手帳とか日記とか「すぐ閉じたいもの」を使うときにもミリペンの方が使いやすいかな~と思います。
おすすめのミリペンブランド
「じゃあ、どのミリペンがいいのか?」といったら、メジャーでおすすめなのは「コピックマルチライナー」です。
コピックをメインにしてるアナログ絵師さんは線画にはマルチライナーを使っていることが多い感じがしますね~。
マルチライナーは速乾性で水に滲まないので、水彩イラストにもおすすめです!
自分も、太さやカラー違いで10本くらい持ってます……!↓はセピア。
どんな感じになるのか、マルチライナーで描いてみたらくがきを載せてみますね。
こちらのイラストはたてよこ10cm以下の小さいイラストなんですが、0.03mmのコピックマルチライナー(ブラック)で描いています。細かい線もしっかり描けます。
コピックマルチライナーはペン先が繊細
コピックマルチライナーに限らないんですけど、ミリペンを使うときに気をつけて欲しいこととして、ミリペンはボールペンよりもペン先が繊細です。
ミリペンの細いものはムリに太く描こうとしたりするとペン先が潰れてしまいます。
なのでイラストを描くときの買い方としては、
-
必要な細さのペンを何本か持っておいて、イラストに合わせて使い分ける
のがいいかなと思います。
ミリペンはあんまり売り場に置かれてない
ミリペンのデメリットといえば、ボールペンと違って「手に入りにくいこと」ですね。
100均や本屋さんではそもそも置いてないことが多く、文房具店や画材店も大きなお店じゃないと全色揃ってないことが多いんですよね。。
そういう場合は通販をおすすめします。
通販だと何本かセットになっているのが多いけど、「コピックマルチライナー」か「PIGMA」(サクラ)あたりは通販でもバラで手に入りやすいかなと思います。
あとアナログイラスト界隈だと「マービー」もけっこういいよって話を聞くので、次はマービーを試してみたいなあとひそかに思っていたりします...!
ミリペンはいろんなアナログ絵師さんが使っている優秀ペンなので、今までボールペンしか使ったことない方はぜひミリペンも使ってみてください~。
つけペン(Gペン・丸ペンなど)もあり
ちなみに自分はずっとミリペンを使ってたんですが、いまは「Gペン」に変えてみました。(※2021.10追記:つけペン気に入りすぎて、今は「丸ペン」と「サジペン」も追加して使ってます)
Gペンはインクに浸して使うつけペンの一種です。
均一できれいな線の引けるミリペンと違って、Gペンはもっと手描きっぽくて強弱のついた迫力のある線が描けます。少年漫画のイラストみたいなイメージ。
つけペンは扱いが特に難しい気がするので、イラストを始めたばかりの方にはおすすめしないのですが....。
たとえば漫画家さんが描いているようなアナログ漫画を描きたかったり、手描き感を活かした味のあるイラストが描きたいときにはこういうペンもあるよ~っていうことで......。
もし買うときは、危ないのでキャップつき軸がおすすめです!刺さらないように保管に気をつけて~。